M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO のフードを汎用フードに換装する


 

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40-150PROに汎用レンズフードを装着した図。純正フードと比較してレンズが細く短くなり精悍なイメージが増した気がする



どもども。(*´▽`*)ノ))
ヘボ(アマ)グラファーの、もんぶらんです。

 

まともな使いこない記事としては、最初になるネタを何にしようか…と、凄く迷ったわけですが、まずは簡単にできるところで、表題の件にしてみました。
ま、ちょーーライトな記事にはなりますが、ご拝読くださいませ。

 

 

 

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40-150PROに純正フードの組み合わせた図。一般的に40-150PROと言えばこの佇まいだ。

 

 


 

 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの唯一(!?)の欠点はフード??

 


M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(名前が長いので、以下、40-150PROと書きます)は、オリンパスが誇る、超高性能+ハイコスパの望遠レンズとして、マイクロフォーサーズは下より、市販されているあらゆるフォーマットのカメラ用レンズの中でも出色の性能を持つレンズだと、私は思っています。

・F2.8通しかつ、テレ端300mm(35mm判換算時)というズームレンジ。

・もはや「防水」と言っても過言ではない「防塵防滴」性能。

・重さ僅760gをはじめとする可搬性の高さ。

どれをとっても、パーフェクトな性能を持つ望遠レンズで、ほぼ発売と同時に手に入れて以来、私の望遠撮影はほぼこれ一本という状態です。
たまぁ~~に、ワークショップなどにいくと、係の方や参加者の方に
「いいレンズお持ちですね。」
と声をかけて頂くこともあるのですが、そんな時は迷うことなく、
「フルサイズも持ってるんですが、このレンズがあるからマイクロフォーサーズをやめられませんねぇ~~。」
と、お答えしているくらいです。
それくらい満足して使っているレンズなのですが、一つ問題があって、それが…、

 

 

 

独特の機構を採用している、レンスフードなんですよッ!!!

 


一般的なレンズフードは逆付けで収納時の利便性を確保することが多いわけですが、このフード(LH-76とうのが製品名ですが)は、同じくオリンパスの60mmマクロと同じ仕様で、スライドすることでフードを収納・展開するタイプの製品なんですよね。
ま、正直言うと、私も、以前はこのフード嫌いじゃなかったです。
なんてったって、「合体変形は男子の永遠の夢」ですからね。(←ん?)
フードをスライドさせて
「シャキーーーーン!」
って音がすると、
「さあ、やるぞ!」
って気にもなるわけで、特に疑問に思うこともなく、買ってからずっと純正フードで運用していました。

 

でもね…、

 

最近になってやっぱ、
-このフードってイマイチなんじゃね?-
と思う機会が多くなってきたので、思い切って、汎用フードに変更してみたというわけです。

  

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カメラバックに入れた状態を撮影した。左の汎用フード着用時はいくらか長くなるものの、太さに関しては問題なくバックに収納できる。一方、右の純正フード着用時は径が太くなるのでバックの収納がキツキツだ。少なくともバック底部のスペースはほとんど使えなくなってしまう。

 

 


 

LH-76はここが不便だ!というポイント

 

では、LH-76の不便なことって何なんでしょうか?
私にとっては、大きな点で、2つ、どうしても我慢ならない点がありました。

 

<その1>…レンズの径が異常に太くなる。

スライド機構を採用しているので、当たり前の話なのですが、40-150PROは、フードをつけると、物凄いおデブさんになります。
以前はそれでも気にならない程度の機材しか持っていなかったし、バックはショルダータイプでレンズ交換がやり易かったし、持ち手代わりに三脚座もセットで運用していたので、それ程気にならなかったのですが、フルサイズとの2台持ちになり、また、お出かけ用のカメラバックを薄型のリュックにするようになると、途端に収納に不便をきたすようになりました。
レンズ径が驚くほど大きくなるので、よくある、サイドポケットからカメラを引き出すような収納では、レンズとカメラを一体で収納できません。
三脚座は外せばいいわけですけど、フードは外すと色々と不便です。
かといって、別に収納するのもやたらと場所をとります。
-う~~ん、どうしたもんかなぁ~~。-
という日々が結構長い間続き、結果、このレンズを持ち出さないことも増えました。

 

<その2>…すごーーく壊れやすい。

そして、私がフードの変更を決意した決定的な出来事が…、
2回目のフード破損 ∑( ̄Д ̄;)
です。
1回目は購入から3年程経った後で、ディズニシーのずぶ濡れイベント「トロピカルスプラッシュ」にも10回以上参戦した後だったので、
「散々水被ったからしょうがないなぁー。」
と思い、新品を購入しました。
ところが…、
それから1年半しか経ってない今年の春にも、フードが壊れちゃったんですよ。
今回は、そこまで、ずぶ濡れイベントに参加してたわけでもないし、フードを濡らしていたわけでもないのに、ホントにちょっとした力のかかり具合でフードのネジが飛んでまともに動作しなくなってしまいました。
そこで思ったんですよ。

 

 

「このフード、もろくねぇ!?」
(↑遅い!!)

 

って。
しかも、LH-76って5500円もするんですよ!
(ま、価格の最安をみると、3000円台もあるみたいいですけど。)
レンズはまだまだ使い続ける予定なのに、3年に2コの割合でフードが壊れてたんじゃ、
「一体いくらかかるんだよ!!」(( ̄ ^  ̄ o)プィッ
って話じゃないですか?
貧乏サラリーマンの私にとっては、5500円でも結構な出費です。
(ちなみに、今回壊れたフードは、部品を集めて、オリンパスのサービスセンターに持ち込んだところ「部品集めて組み直しました」と言われて修理代2500円で戻ってきました。
おそらくですが、壊れたものを組み上げるのは手間だし保証をつけるのも怖いでしょうから、現品持ち込みなら、格安で新品フードと交換しているのではないでしょうか?
東京近郊の方なら、LH-76が壊れたからと言って諦めずに、写真展見がてら、新宿に行ってみるのもいいかもしれないです。)
なので、思い切ってレンズを汎用のフードに変えることにしてみたわけです。

 

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フード単体での比較。左の純正フードはやはり大きく、径も太い。これだけしっかりしているものだから、純正フードのお値段が高いのもやむを得ないとは思うが…。もちろん、これだけ大きさに差があれば遮光性にも影響はあると思うので、交換の際はくれぐれも自己責任でお願いします。

 

 

 

 

フードを汎用にしてどうなった?

 

と、言うわけで、72mmの汎用メタルフードを買ってきて、40-150PROに装着してみました。
すると…、

 

「いい!、これ凄くいい!!」 ヾ( ̄∇ ̄=ノ ♪

 

まあ、なんというか、別のレンズになったかのような変化具合に軽く感動出来ちゃったわけです。
どの辺が凄くよくなったかと言うと…、

 

<その1>…ちょー細くなった!

まず、バック収納時に問題だった最大径が大幅に減りました。
上にも書きましたけど、もはや別のレンズって感じです。
太さが小さくなったことで、心なしかレンズも軽くなったような気がして、今まで以上に持ち出しに躊躇しなくなりました。
もちろん、フード部分を収納できませんし、逆付けもできないので、長さが必然的に長くなるというデメリットが同時に発生しますが、現在の私の環境だと、「太さ>長さ」なので、これで満足しています。

 

<その2>…フード破損の可能性はほぼゼロ。

そして気になる耐久性と言う面でも、メタルフードならほぼ破損の心配はありません。
仮に破損しても、代替品は1000円以下で購入できます。
一方で、フードの衝撃がもろにレンズに伝わることになりますから、仮にどこかにぶつけたり落としたりした場合、フードがクッションなる可能性もほぼゼロとなります。
一年に一度は機材を落とさないと気が済まない(!?)私のようなオッチョコチョイは、破損に十分注意する必要はあります。

  

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今度はレンズに装着して撮影状態にしたものを立てて撮影。大きさの比較できる手頃なものがなかったので、懐かしのガラケー(現役)を入れて撮ってみた。撮影時はあまり関係ないわけだが、一旦バックにしまって移動するとなると、このサイズの差は少なからず影響がある。

 

 

 

デメリットはないの?

 

上の記述を見ると、なんかいいことづくめの汎用フードって感じですが、もちろん、汎用であるデメリットは、上のメリットの部分に併記したデメリットの他にも存在します。
以下、列挙すると…、

1、フードの長さが純正より短くなっているので、フード本来の役割である有害な光線をカットしきれない可能性がある。

2、汎用フィルターは、フィルター枠にねじ込んで装着するので、フィルターワークに大きな制限を受ける。

3、上と同じ理由で、純正のレンズキャップが使えない。

という点があります。
で、私の解決策としては…、

1、元々オリンパスのレンズは逆光に強いので、気にしない。

2、フィルターなんてほとんど使わないので、気にしない。

3、プレテクトレンズをつけて運用しているので、キャップはハナからつけなくても気にならない。

という、解決策なんだかよくわからない方法で対応しています。
まあ、全ての条件を満たす機材というのは存在しませんから、結局、
-何を優先して、何を諦めるか。-
って話なんですけどね。
私の場合、今は、少々の描写の優劣よりは、持ち出し機会を得る方が重要で、街中であろうが、旅先であろうが、思う存分、40-150PROを振り回したい、ということなわけです。

 

 

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今度は横から。(しつこい?)こうしてみると、長さはそこまで違わないが、太さにはかなりの差があることがわかる。羽田空港の展望デッキなどで撮る場合には、遮光性よりも径の細さが有利に働く場合もある。後…、レンズが傷だらけですみません。(;^_^A

 



と、言うわけで…、

 

今回は、40-150PROのフード交換について書いてみました。
何度も書いて恐縮ですが、フード一つ変えただけで、驚くほどレンズの印象が変わるので、最近、イマイチ40-150PROを使えていないなぁ~と思う方には、かかる費用も微々たるもんなんで、すごーくオススメのカスタマイズですよ。
よかったら、やってみてください。

 

それでは、アデューー。

ヾ(*^▽^*)oヾ(*^▽^*)oヾ(*^▽^*)o