写真展レポート、アフリカサバンナストーリー「生きる強さ」(いきるつよさ)
どもども。
ヘボ(アマ)グラファーの、もんぶらんです。
そんなにしょっちゅう出かけられるわけではないんですが…、
このブログでは、私が見て感銘を受けた写真展の情報についても、シェアしていこうと思います。
初回の今回は、11月20日(水)~リコーイメージングスクエア新宿で開催中の、金子裕昭先生の
アフリカサバンナストーリー「生きる強さ」(いきるつよさ)
をご紹介したいと思います。
予め写真展の予定をチェックして、好みの作家さんやテーマについての写真展に狙って出かけるのも、もちろん、それはそれで楽しいものですが、フラッと出先で立ち寄った写真展が素晴らしいものだったりすると、その日一日、なんだか得した気分になってきせんか?
11月25日に、私がリコーイメージングスクエアを訪れたのも、まさにこのパターン。
新宿のマップカメラで中古の買取をお願いしている間、時間を潰そうと思ってまずはオリンパスプラザに向かい、EM5MKⅢを初めてお触りしてみたものの、意外に時間が潰れずに、
ーこんな時はリコーだよな。ー
と道を挟んで反対側のリコーイメージングスクエアーに向かいました。
で、店の自動ドアを入り、ギャラリーに一歩足を踏み入れた時…、
圧倒されちゃいましたよ、ええ。
w( ̄△ ̄;)w!!
入ってすぐの写真は全て全倍で飾られており、とても迫力がありましたが、私が圧倒されたのは、ただ単純に写真が大きいというだけではなく、野生動物達の魅力的な表情を捉えた写真の一枚一枚から、彼らの息遣いが聞こえてくるかのようだったからです。
驚いて、どういう意図の写真展なのか、入り口の説明を読む(←先に読め!)と、この写真展は、金子先生が400日にも渡って、アフリカのセレンゲティに滞在し、撮影した、19年間の集大成とのこと。
ーなるほど。ー
積み重ねた年月と、今飾られている写真の裏にある何千、何万枚もの日の目を見なかった写真の積み重ねが、入り口で私が感じた迫力の理由だと知り、得心しました。
やはり、時間をかけたものには、それに比例した重みが宿るものなのですね。
写真自体も、最近の「映え」優先の過度な彩度や解像感のあるものではく、あくまで大型のセンサーフォーマットを生かした自然な味わいで、それが却って、アフリカのサバンナの空気感を表現しているように感じられました。
ただ単に、動物の可愛さや愛らしさだけを表現しただけではなく、中には殺伐としたり血生臭かったりする作品も織り込みながら、現地の空気感を伝えようとされている(と私には感じられた)作品のセレクトと合わせて、甚だ僭越ながら、この写真展の作調が私には大変心地よかったです。
展示の中には、先生が実際にお使いになったと思われるテントや寝袋、大型の三脚や超望遠レンズ(多分レプリカじゃないかと思うけど)も展示されていて、より一層、サバンナでの撮影、というもののリアリティーを感じられる一方、
ーこのレンズってどうやって持ってくんだろう?機内持ち込みできるのかな?できなくても預けたりしないよな!?ー
とか
ーご飯などうしてるんんだ?何十食分も予め買ってくのか?ー
とか、
ー夜一人で寝てて近くでガサガサ!とか言ったら怖くて眠れないよね?ー
とか、次から次に疑問も湧いてきて、この歳になるとなかなか刺激されることのない知的好奇心を大いに刺激して頂きました。
ちなみに…、
金子先生が御在廊だったので、上記の疑問を聞いてみようかとも思ったのですが、来客中だったようで、残念ながら、お話しすることは叶いませんでした。
ま、何から何まで明らかにしてしまうのも野暮というものなので、そこはそれ。
自分の中では謎のままでいいのかもしれません。
と、言うわけで…、
セレンゲティと言えば、私も含めて、「水曜どうでしょう」のアフリカシリーズでくらいしか聞いたことがない方も多いと思いますが、笑いなしのシリアスなセレンゲティを目にするチャンスですので、もし、お時間があれば、お出かけしてみてはいかがでしょうか?
会期は東京は12月2日(月曜日)までと日がない(紹介しておいて、すみません。)ですが、大阪ではリコーイメージングスクエア大阪にて、12月18日~翌年1月13日まで約一か月(!?)のロングラン展示(12月29日~1月5日は休館日)となるようですので、興味を持った方は、ぜひ足を運んでみて下さい。
これまで、私自身は金子先生のことは、存じ上げませんでしたが、また一つ、新しくて素晴らしい世界を見せて頂けたことに感謝しております。
ありがとうございました。
金子先生の益々のご活躍をご祈念申し上げております。
それでは、アデューー。
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