総合写真展行ってきました。

 

どもども。

ヘボ(アマ)グラファーの、もんぶらんです。 

 

去る12月9日、「総合写真展」に出かけてきました。
この写真展は、「公益財団法人 国際文化カレッジ」が主催する、「総合写真展」に応募した作品の中から、入選以上に選ばれた作品を展示するという写真展です。
「へぇ~、作家のじゃない写真展なんて、珍しいもの行くね?」
と思われるかもしれませんが、実は…、

 


私が出展してたからなんですよ!
しかも、2点も!!!∑(o'д'o)ハ!
(優秀賞1点、入選1点。)

 


「おおっ、凄いじゃん!!」
とか思います?
でもなんてことはなくて、基本…、

 

 

 

作品出せば全部入選らしいんだよねぇ~。(苦笑)
(優秀賞はそこそこ頑張ってると思うけど。)

 


細かいことは知りませんが、ネットの情報等を漁ると、なんかそんな感じなんだそうです。
とは言え、場所は東京都美術館
なかなかに由緒正しい場所であるだけでなく、自分の写真なんて滅多に掲示できる場所でないことは確かなところなので、高額な出展料の元を取るために、自分の作品を見に出かけてみたんですよぉ~。

 

 

 

 

総合写真展って、なに?


で、当日の様子に触れる前に、今回の催し物である「総合写真展」について解説しておきます。
先程も触れましたが、「総合写真展」というのは、国際文化カレッジが主催する写真展です。
この写真展の特徴は、一言で言えば、
「高額の審査料が必要な写真展。」
だということですね。
どういうことか、順を追って説明しましょう。


まず、コンテストに応募する際には、当該写真のL版のプリントと写真データの入ったCD-Rを事務局に送付します。
(フィルムの場合はネガかポジを入れるだったと思う。)
その時、同時に、入選した場合の展示方式も書面に記入することになります。
「印刷サイズが全紙か半紙か?」
「額は借りるか買うか?」
を応募要項に記入するわけです。
当然、半紙よりも全紙の方が、額は借りるより買う方が、出展料が高額になるわけですが、この段階では、まだお金の支払いはありません。
お金を払うのは、一次審査の後、自分の作品が「入選以上確定」になった場合のみです。
「入選以上確定」で総合写真展への出展も自動的に決まるので、審査料はその出展料も含む、という形になります。
ちなみに、一次審査はCD-Rに添付したL版のプリントで行われ、最終審査は応募した人が指定した大きさにプロラボでプリントしたもので審査します。
つまり、展示と同じ条件で審査が行われますので、プリントの腕前が結果を左右することがない代わりに、全紙か半紙かが審査に大きく影響することが予想できます。
で…、
ーそんな簡単に入選なんかしないだろう。ー
とタカをくくっていた私は、2枚を応募しちゃったわけですが…、これがどうも、出しさえすれば入選まではしてしまうようで、結果、2枚とも入選以上確定。
私の場合は、どちらの作品も、半紙・借り額で25000円。
つまり、それが2枚なので…、

 

 


50000円もかかってしまいました!!!
(マジカァーーー!レンズカAD200カエチャウジャン!!)

 


もしも、この記事を見て出展してみよーかなぁーと思う人がいたら、基本、出したものは全部お金が必要だと思って応募した方がいいですよ。
後、正直、私は、あまり利用したくないとは思いますが、自分では作品を絞りきれないが、万が一、たくさん入選以上になってしまうと困る…、と言う場合は、1次審査の前に、おそらく事務局の人が、自分の希望する枚数まで0次審査で絞り込みをしてくれるサービスもありますから利用してみてもいいでしょう。
たとえば、
「3枚いいのがあるけど、お金を払うのは1枚だけにしたい。」
と言う場合に0次審査を頼んでおけば、どんなにいい作品3枚だったとしても、審査されるのは1枚だけという状態にできます。
もっとも、0次審査する人と本審査の審査員の嗜好が同じわけもないので、基本は、
「自分で25000~30000円払ってでも、東京都美術館に展示がしたい!」
という作品だけを応募するべきだと思いますね。

 

 

一路、東京都美術館


前置きが長くなりましたが、そんなわけで一路東京美術館へ。
東京美術館はどこにあるかと言うと、上野公園の中にあります。
なので、地図を頼りに上野公園を歩くわけですが…、

 

 

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なかなか素晴らしい紅葉で…、

 

 

 

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ちっとも足が… 

 

 

 

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前に進みません!(笑)

 

 


上野公園と言えば桜の名所な訳ですが、秋もなかなかどうして素晴らしい景色じゃないですか!?
それでもなんとか東京都美術館着。
上野公園のどこにあるかと言えば、動物園の西口の右側にありました。
上野動物園、上野公園は何度も訪れてますが…、

 

 

 

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こんなところに美術館があるなんて、初めて知ったよ!

 

 

って感じでした。
そして、中に入るわけですが、中が広いし、構造複雑で、目指す場所が見つからず。(汗)
しばらく彷徨って、ようやく…、

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総合写真展着です。

 

 

展示の様子

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感想

写真をご覧になって頂いておわかりかもしれませんが、なかなか立派な展示だったので驚きました。
しかも、会場は2フロアーにわかれていて、優秀作品は上の階での展示という特別待遇。
お陰で、
ーあれ~?俺の写真がないなぁ~。ー
と思いながら、下のフロアーを5周程くらいする嵌めにはなりましたが、場所の使い方も相当に贅沢で、その気になれば一点一点ゆっくり鑑賞できる作りになっていたのには、好感が持てました。
また、全体的にやはり全紙の方が作品の押し出しが強く、優秀作品程全紙の割合が多かったことを考えると、賞を狙うのであれば、全紙での応募にするべきだと思いましたし、当初、優秀賞でも200作品程度はあると聞いた時には、
ー優秀賞って言っても、大したことないなぁ~。ー
とガッカリしていたわけですけど、実際、入選止まりの写真の中にもいい写真が沢山あるのを見ると、それらを抑えて、半紙でも優秀賞を取った自分の写真も、
「よく頑張ったじゃないかぁー。」
と思えた次第。
ネットで「総合写真展」を検索すると、一部に高額な審査料と応募作品のほぼ全てが入選してしまうことを称して「詐欺」だの「金儲けのためのコンテスト」だのということを言う人もあるようですが、東京の一等地にこれだけの会場を用意して、作品のプリントから額装、搬入に展示、撤去、挙句、作品の返却までやってくれることを考えれば、たとえ全紙・借り額で1作品3万円払ったとしても、全然、高くはない、どころかむしろ安いとさえ思いました。

要は、そこまでのお金を払って、人様にお見せするだけの情熱を傾けた作品なのかどうか、が問題なのであって、出展料を問題にしている人は、そもそもが自分の作品制作の覚悟の問題なのだ、ということから、目を背けているように思えます。
もっとも、かく言う私も、そこまでの覚悟はないので、おそらく来年以降は出展しないとは思いますけど…。
でも、今回に関しては、凄くいい経験をさせて頂きました。
やっぱ、自分の作品が素晴らしい会場に飾られているのをみると、メッチャ、テンション上がります!!!

d(`・ω´・+)ャッタネ+.☆゚+.☆゚

 

 

 それでは、アデューー。
ヾ(*^▽^*)oヾ(*^▽^*)oヾ(*^▽^*)o

 


キョウイチ!

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α7Ⅲ タムロン17-28F2.8 DiⅢ RXD F11 1/200 東京都美術館はフォトジェニックな場所ですね。